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BCCJ Member Spotlight: Interview with Sayumi Otake (日本語)
Written by BCCJ
April 23, 2021
Member News, Member Spotlight
BCCJ Junior Editor Haruka Nito caught up with Sayumi Otake of Office Otake to learn more about her journey as an entrepreneur, and the future of educational relations and opportunities between the UK and Japan…
BCCJのジュニア編集者である仁藤はるかがOffice Otakeの大嶽佐由美さんにインタビューを行なった。日本から英国への留学のサポートをする大嶽さんの起業のきっかけや現在の事業について、また将来の目標についてお伺いした。
英国での経歴と経験について教えてください。
現在21歳でオックスフォード大学3年生の息子が小学4年の際、イギリスのプレップスクールに留学をさせました。11年前になります。それがきっかけでイギリスの学校と社会のご縁ができ、私自身もロンドンに拠点を持ち、日本とイギリスの往復が始まり、
いつの間にか留学の仕事等に発展して行きました。息子を通して初めてしっかりとイギリスに触れたことになります。
現在行っている仕事のハイライトを教えてください。
2019年に開催したイギリス留学関係のイベントがハイライトと言えます。残念ながらその後企画していたものはコロナで続けられませんでしたが、イギリス現地校から校長先生や入学責任者( Registrar)に来日して頂き、学校の教育方針や魅力を語っていただきました。これは学校紹介のイベントなります(Kings school Canterbury, Brambletye school, Winchester College)。また複雑なイギリス教育のお勉強会としてプロに来日いただきイギリスの教育システムを教えていただきました。(Keystone Tutors) ガーディアンシステムも馴染みがなく、こちらも現地の専門の会社の方にご説明いただきました(Cambridge Guardian Angles), また現役オックスフォードの学生の声を聞いていただく会、ママだけのサロン勉強会等も
開催し、イベントの後にはアフタヌーンティーを楽しんできただきながら懇談会も企画しました。私自身が大手外資投資会社に招聘されて顧客の方へイギリス留学のセミナーもさせていた
だく機会も頂戴しました。日本でイギリスというとイートン校やハーロー校が有名でありますが、お勉強だけでなく、アート、音楽、スポーツなど幅広く子供の才能を開花させてくれる素晴らしい学 校がたくさんあることをもっと日本の方々に知っていただきたいと思っています。
イギリス留学を考えている保護者や学生にどのようなアドナイスをなさいますか?
イギリスの入学のシステムは日本と異なり、複雑で変動的です。一発勝負でなく、数年に渡っての試験とインタビュー、また登録制度という日本には馴染みのない制度もあります。また男子と女子でも違います。高校受験の登録が小学校5
年生で終わってしまい手遅れになってしまう場合もあります。そのため数年後を見据えながら早め早めに準備をすることをアドバイスし、一緒にプランを練ります。英語力に自信のないお子様もいらっしゃるお思いますが、その場合は契約している会社と英語力アップを図る長期プランを出しサポートさせていただきます。またイギリスの学校が求めることとしてお勉強以外の面も評価対象に入ってきますので、アート、音楽、スポーツと幅広い経験をさせることもアドバイスしています。また学校選定をする際に、皆様ついランキングだけに目が行きがちですが、多角的に素晴らしい学校がイギリスにはたくさんありす、お子様に一番合った学校を一緒にお探しいたします。この事業を始めようと思った理由についてお聞かせください。
留学を諦めてしまうご家族も多くある中で、一人でも多くのお子様がイギリスの教育を受けられる環境を作るサポートができればと思ったのがきっかけです。教育の観点では、イギリスはアカデミックな面だけでなく、人間力や、生きていく力、考える力、リーダーシップも育てる教育を提供しているのを感じます。少子高齢
化が進む日本社会で学生も親御さんも内向きになり、楽だから日本でいいや、、、という傾向もあるかと感じます。そんな中、実は世界で活躍できる抜きに出る力を持っていたり、素晴らしい才能を持つお子さんがいるかもしれない、そんな希望を持った子供達が一人でも多く育ってくれると良いなと思っています。最初は 何故イギリスを選んだの? どうやって入れたの? 等の質問を受けること、知り合いから派生して色々な方の相談に乗っていたのが始まりです。グローバルに世界で活躍したいと思えるお子さんを増やすお手伝いはとてもやりがいがあると感じています。
Office Otake Incのこれまでの活動と企業理念等があれば教えてください。
Office Otake Incを創立したのは15年前になり、それまでは外資系企業でマーケティングコミュニケーションのお仕事をしていました、独立した当初はその経験を生かして広
報、マーケティング、ブランディング、危機管理コミュニケーションなどの仕事をしておりました。10年前からイギリスとの関わりができ、まずは好きなアートの世界に入り、アートと建築で有名なSerpentine Galleryのパトロンを何年もさせていただきました。アーティストの紹介をしたり、アート関係の方の来日の際の日本文化のご紹介をお手伝いしたりもしております。そして5年前からは留学サポートのお仕事、今年の7月には大手食品会社の社外取締役として経営に関わるお仕事もさせていただきます。
企業理念というほどのものはありませんが、女性として母親として、日本人として社会に貢献できることをこなし、自分の積み重ねた経験を次世代に残していくことです。
この事業にやりがいを感じる時はどんな時ですか?
やりがいを感じることは3つあり、女性として母親として活躍できる場があること、グローバルな環境で仕事ができること、そして世界で活躍できる人材を育てられることです。
日本とイギリスをつなげる上で困難だったことはありますか?またどんな点に気を付けていますか?
困難なことと言うと、やはり言葉をはじめとした文化の壁はありました。ただその壁を恐れずに突き進めたことで事業が展開し、現在につながっていると思っています。また気をつけていることは4つあります。恐れないこと、興味の幅を広く持つこと、人に対して尊敬の念を持つこと、日本人としての誇りを持つこと。
日本の学生の留学を支援する団体は多くあるように感じますが、他社と違う点はどこだと思いますか?
他社と比べることはしていないのですが、特徴としてはBespokeと Tailoredであることではないかと思います。少人数しか受け持っていないため、家族と寄り添って良いサービスを提供できるよう心がけています。イギリスの非常に複雑な入試、教育制度の中、お子様一人一人が違い、ご家庭違った価値観の中、全てに柔軟に対応し、ベストの
結果が出せるようにサポートさせていただきます。また日本から留学に送り出すだけでなく、留学後も保護者会やスポーツイベント等にも一緒に参加してサポートもしますし、志望校合格だけを目標とするのではなく、入学後の保護者や学校とのコネクションや保護者同士のおつきあいの仕方、先々の受験を共に考え支援いたします。現地のエージェントに引き継ぐのではなく、自分自身で日本でもイギリスでも動く点が他と異なる点と言えるかもしれません。また私自身が子供を通して留学や受験のプロセスを経験しています。
現在の仕事における今後の目標は?
今後もイギリスとのご縁を大切に、今やれることをしっかりやっていこうと思っています。
この度は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました。大嶽さんの留学サポートに興味があるという方は、以下の連絡先にお問い合わせください。
お問い合わせ
Sayumi Otake
Office Otake Inc