アストンマーティン、日本初のラグジュアリーホーム「N°001 Minami Aoyama」を発表
2025年6月26日、ゲイドン、ウォリックシャー(英国) アストンマーティンは本日、東京・南青山にてアジア初となるウルトララグジュアリー邸宅「N°001 Minami Aoyama」の完成を発表しました。本プロジェクトは、日本の高級不動産開発をリードする株式会社VIBROAとア ストンマーティンのパートナーシップにより実現したものです。
この新しいタウンハウスは、マイアミの「Aston Martin Residences」やラス・アル=ハイマの「The Astera, Interiors by Aston Martin」に続く、アストンマーティンの特別住宅開発プログラムの一環です。VIBROAとアスト ンマーティンのチーフ・クリエイティブ・オフィサー、マレク・ライヒマン率いるデザインチームが緊密に連携し、クラフ トマンシップ、革新性、そして美しいデザインへの情熱を住空間に反映しました。

N°001 Minami Aoyamaは、アストンマーティンのラグジュアリースポーツカーに通じる素材への誠実さに、完璧な プロポーションと優美な美しさを住まいのかたちで体現しています。 延床面積は724㎡(7,793平方フィート)で、地上3階・地下1階の構成。都市の喧騒から離れた静けさを感じられる ように設計され、都市的スタイルと卓越した仕上がりの融合を求める顧客に向けた空間です。
外観は縦ルーバーで構成され、時間帯によって光の反射が変化し、建物に動きとプライバシーをもたらします。1 階のスパテラスには波打つ鏡天井と植栽が施され、内と外が緩やかに溶け合う設計です。
マレク・ライヒマンは次のように述べています。「設計・建設を通して、東京の文化、歴史、スタイルの影響を祝福す る形でVIBROAと密に連携しました。東京は当社のデザインスタジオにおける重要なインスピレーション源であり、 日本およびアジアにおける存在感の拡大は、創造とコラボレーションの土壌を育んでいます。アストンマーティンに とって、デザインとは単なる自動車を超えた概念です。ファッション、建築、料理の世界からのインスピレーションが チームの創造性に影響を与えています」 VIBROAの代表取締役CEOである吉田利行氏は次のように述べています「VIBROAは、アストンマーティンという アイコニックなウルトラ・ラグジュアリーブランドとコラボレーションできることを大変光栄に思います。彼らの卓越し たデザイン哲学と専門性は、この邸宅にとどまらず、日本の不動産の世界全体に新たな次元をもたらしてくれま す。」
東京に本拠を置く同社は、吉田氏のリーダーシップのもと、クライアントに対して包括的なライフスタイルサービス を提供しています。その内容には、物件のメンテナンス、プライベートバンキング、家族向け教育サポートに加え て、キュレーションサービスやコンシェルジュサービスも含まれています。アストンマーティンは、こうした全体的な ライフスタイル主導型の新しい居住体験の先駆けとなることに、非常に意欲を感じています。
「クリーンなライン、シームレスな境界、そして広がる眺望によって、住まう人々はこの唯一無二のロケーションと繋 がり、体感することができるのです」とマレク・ライヒマン氏は語ります。「内部空間では、感覚を満たすために要素 や素材を総合的に組み合わせ、穏やかでリラックスできる空間を創出しました」
N°001 Minami Aoyamaのデザインは、東京・南青山のこの特別な敷地に合わせて設計されました。敷地の傾斜 を活かすため、VIBROAは大規模な地下空間を掘削。これにより、ジムやワインセラーに加え、ゴルフシミュレー ターやプライベートスパのための専用スペース、そして3つのエンスイート・ベッドルームを確保することが可能となりました。
設計の中でも特に象徴的なのが、自動車ギャラリーです。地上階に設けられたこの展示空間には、希少な屋内駐 車スペースが2台分設けられ、車両がまるで彫刻作品のように演出されています。アダプティブ照明と波形テクス チャーのメタル天井を備え、車両は外部からは遮られつつも、内部からはガラスのビジョンパネルを通じて、ラウン ジや会議室から眺めることができます。
邸宅全体を通じて、光、眺望、空間への配慮がなされています。空間を進むにつれて屋上テラスへと導かれる動 線の中で、素材の色調が暗から明へと変化し、光へと向かう旅路を象徴的に表現しています。N°001 Minami Aoyamaの最上部には、エンターテインメント空間としてのキッチン設備、遠くまで見渡せる夕景、そして緑化され た屋上の一部を備えた壮大なテラスが広がります。東京タワーもこの屋上から眺めることができます。邸内の移動 体験をより豊かにしているのが、折り紙のような造形をもつ劇的なスカルプチュアル・ステアケースです。折り曲げ られたスチールから成るこの階段は、地下から地上階までを結び、室内庭園に隣接し、特注のペンダント型シャン デリアによって照らされています。

アストンマーティンにとって、ここまで細部に至る設計は前例のないものでした。建築設計から素材の選定、家具 に至るまで、すべてに細やかなこだわりが詰まっています。邸宅全体に最高品質の設備と仕上げが施されてお り、アストンマーティンの製品に採用されているレベルと同等の、Bowers & Wilkinsオーディオシステムも完備さ れています。
アストンマーティンとVIBROAは、イタリアのアイコニックなブランドMolteni&Cによる特注ワードローブやキッチン キャビネットを含む、厳選されたプレミアムなイタリア家具を導入しました。キッチンには黒い溶岩石のカウンターと グレーオークのキャビネットを採用し、ディテールにはネビュラ・スチールやピューター金属が使用されています。 多くのユニークな家具は、アストンマーティンの直接監修のもとで特注製作されました。1階のスパ施設には、天然 のヒノキ材で覆われたサウナやスパバスが備えられており、専用設計のオーディオシステムも組み込まれていま す。この洗練された癒しの空間には、ランドスケープが施されたプライベートテラスが隣接しており、露天の温泉 プールと屋外用のシーティングエリアも完備しています。

アストンマーティンのデザインチームがアジアで初めて手掛けた完全オーダーメイドのプライベートレジデンスであ るこのプロジェクトは、アストンマーティンが日本およびアジア市場で事業を拡大していることの象徴でもあります。 2024年春にペニンシュラ東京内にオープンしたアストンマーティン銀座ショールームに続く、重要な一歩と位置づ けられています。
アストンマーティン・ラゴンダについて アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指 し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグ ジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストン マーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、 Vanquish、DBX707に加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュア リー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは 2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替 システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプラン を描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50 以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVの DBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目 標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「 Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新 たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へ と復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。